そして殺人がはじまった

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TOKUMA NOVELS

そして殺人がはじまった

著者:吉村達也
発行所:徳間書店
発行日:1991年9月30日 初刷 発行
ページ数:236
定価:730円

 カバー折り返しより。
「世田谷区成城、高級住宅の自室で、若い女性が顔をつぶされて殺さ
れた!被害者は、長野県の成金大財閥の総帥・松平将史の長女、
琴子だった。無残な死体の側には、クリスタルの将棋盤が置かれ、
何故か盤上には詰将棋が……。第一発見者で松平家のお抱え運転手、
平田均は、友人の推理作家・朝比奈耕作に助けを仰ぐが、残忍な殺
人鬼の毒牙は美人姉妹に次々と襲いかかるのだった!大胆なトリ
ックと息をのむサスペンスが激しく交錯する、スーパー・ミステリ
ー!大好評、名探偵・朝比奈耕作シリーズ第二弾!!」
 
 小説に使用されている詰将棋は、著者の吉村達也作で、作中に実際
の吉村達也が登場するという、趣向になっている。
 1994年2月に徳間書店から徳間文庫『「戸隠の愛」殺人事件』として
改題文庫化された。その際に、詰将棋や吉村達也は作中から削除して大
幅に改稿され、ほとんど別の作品になった。



「戸隠の愛」殺人事件

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徳間文庫

「戸隠の愛」殺人事件

著者:吉村達也
発行所:徳間書店
発行日:1994年2月15日 初刷 発行
発行日:1998年7月20日 10刷 発行
ページ数:336
定価:524円

 上記『そして殺人がはじまった』の改題文庫化。
『そして殺人がはじまった』では殺人現場に吉村達也作の
詰将棋が残されていたが、純金の駒に変更。また、吉村達也
自身が小説中に登場していたのを削除。





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