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将棋定跡入門著者:影山稔雄発行所:大泉書店 発行:昭和49年9月5日 初版発行 定価:800円 |
『将棋定跡入門』より。新潮社版『将棋の指し方』について著者の記述。
「私の将棋の著書は、これで七冊目になります。最初の『将棋の指し方』を、新潮社の入門叢書
で出したのは、たしか昭和十二年のことでした。それからもう四十年近くになります。そのころ
『将棋の指し方』を手にした中学生は、五十の坂を越えているはずです。現に私は、ある人が、
定価一円二十銭の初版本を。書棚に飾っているのを見てびっくりしたことがあります。戦災にも
焼かれず生き残ったわが子に巡り会った思いでした。『将棋の指し方』は、戦後、新潮社の傍系
会社である大泉書店に移り、それからまた永いこと読者の支持を受けてきました。」
著者は新潮社版の発行年を昭和12年と記述しているが、実際の発行は昭和13年。
新潮社版『将棋の指し方』はこちら。