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リベルタン001発行所:朝日ソノラマ発行日:1982年8月10日発行 ページ数:126 |
升田幸三九段対小池重明アマ名人の角落戦は、
たびたび、棋書で紹介される。近年(2015年9月
時点)では、『トップ棋士の感覚 〜イメージ
と読みの将棋観〜』日本将棋連盟刊の「テーマ
32」として取り上げられている。
『トップ棋士の感覚 〜イメージと読みの将
棋観〜』の解説に曰く、「この対局は朝日新聞
系の新雑誌が創刊に際して企画したもの。」と
のこと。
では、その雑誌はなにかと問われて、すぐに
答えられる者は並の将棋通ではないだろう。
答えを言うと『リベルタン』という雑誌である。
『トップ棋士の感覚 〜イメージと読みの将棋
観〜』のなかで森内俊之は「観戦記で読みまし
た」と言っているので、この雑誌を読んだと推
測され、流石と思わせる。
実際に雑誌を読んだものしか知らないと推断
されるが、当時升田は、この対局に使用する駒
について「字がよくないね、誰の」と、聞いて
いる。このあたりのやり取りも実に面白いのだ
が、ここですべてを書くことはできないので、
未読の人にはぜひ『リベルタン』を入手してほ
しいところだ。
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トップ棋士の感覚 〜イメージと読みの将棋観〜著者:渡辺 明、郷田真隆、森内俊之、久保利明、広瀬章人、豊島将之 発行所:日本将棋連盟 発行日:2015年7月31日 初版第1刷発行 ページ数:238 |