ナイトぼっち2

ナイトぼっち2

著者:枩岡啓資
発行所:講談社
発行日:2015年2月9日 第1刷発行

書評

 物語は「雪乃藍香」がプロになる決意をしたので、「桂馬一人」とはもう会えないという話が前半を占める。
ここで疑問なのは、「女流棋士」になるのか、「女性初のプロ棋士」になるのかが不明な点である。
何度読み返しても、どちらとも受け取れる。
なまじ「『女流棋士』と『プロ棋士』は全くの別物」と説明をした後なので、なおのこと分かりにくいのが難点である。
   途中からは、「桂馬一人」が廃部寸前の将棋部存続をかけて仲間と団体戦に出場する話がメインである。
 「桂馬一人」の成長と、「雪乃藍香」の目指す頂点とはどこなのか、今後の展開に期待したい。






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